2023年3月にネグロス島でインターンに当たったTaekoさんの体験記です。
飛行機の着陸時、緑に覆われたネグロス島へ近づくにつれ、私はジュラシックパークに来てしまったと思った。日本にはない背丈の高い木々のジャングルや日本人とは少し異なる東南アジアの特徴を持つ人を目にした時の異国感がそう思わせたのだと思う。そんな異国感にわくわくしながら、初めてのソーシャルビジネスインターンが始まった。
IMAGINUSのインターンは主体的に活動させていただけることが多く、プロジェクトリーダーのJanさんとディスカッションしながら、プロジェクトプランの作成や現地調査を行った。チャレンジ精神が強く経験豊富なJanさんの話のネタはどれもドラマチックで有意義で、ビジネスだけでなく人生の教訓まで学ばせてもらった。
<手に入れたカカオでチョコレートを試作する>
また、現地に足を踏み入れなければ知らなかったソーシャルビジネスの難しさを学んだ。貧困層の人を救うためのビジネスであっても、最も貧しい人に手を差し伸べようとするとコストがかかる。そのため、ビジネスとして成り立たせるためには、ビジネスデザインに工夫を施したりやプロジェクトにおける優先順位を考慮しなければいけないということである。一見当たり前のような話ではあるが、現地で学ぶことによって自己の価値観や自分の将来どうありたいかと深く向き合うことができた。
東京の忙しない空間に閉じこもっていては感じることのできない、荘厳な自然の美しさやゆったりとした時間の流れ、そしてフレンドリーな国民性はネグロス島の歴史、伝統文化、地理的な要因が影響して生まれた、ネグロス島にしかない空気であると思う。
今回、ネグロス島で受けた刺激は、自らの将来を切り開く鍵になったと心から思う。これからさらに世界に飛び出して探求を深めたいと思う。
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